桜姫の日記を受けて。

8月6日といえば、まさに原爆記念日。
広島県民として産まれ育った私にしてみりゃ、小学校から高校まで毎年のように平和記念（祈念か？）集会というものが開かれてましたから、もう完全に刷り込まれております。

まあ、高校は進学校だったから「8.6集会（はちろくしゅうかい）」に名を借りたただの模擬試験やらの日だったんですが。

小学校の頃は毎年、映画（はだしのゲン、対馬丸、おこりじぞう等）を観せられたり、被爆者体験談を聞かされたり、平和の歌を歌ったりと、被爆の様子の写真がずらっと並んだ体育館で集会があったんですよ。

これがまた、怖い。
私にとっちゃ恐怖体験以外の何物でもなく、夜は決まって寝られなくて大変でした。
未だに平和公園にある記念館には行けません。
（初めて行って、恐怖に泣きました）

広島市内に行ったばかりの頃は、夜の原爆ドームなんてまともに見られなかったし。
（でも夜は別の意味で原爆ドーム周辺は危険でしたけど−変なにーちゃんたちがたむろってるので……）

平和って、大切ってわかってるのよ。
わかりすぎるくらいに。
でもその反面、もう私にとっては恐怖になってしまってて、ぢつわ5日あったヒロシマの番組は見れませんでした。
ちなみにほたるの墓も見れません。

戦争＝怖い物。
なんですよー、私には。

それに、うちの両親は晩婚なため戦前生まれです。
母は戦時中大阪にいて「不発弾を見た」という経験を持ってるし、父は近くの島に疎開してたとか、いろんな戦時中のお話をまさに実体験として持ってます。

私、怖い怖いとは思ってるけど、やっぱり子供にもある程度平和教育はしないとなーとは思ってます。

……でも怖いです。
うーん、あまり怖い怖いっていうのもどうかと思うんだけどねええ。

とまあ、桜姫の日記を受けて、私的8月6日についての話なのでした。