もにょ→もこ。

昨夜、ダンナは飲み会でした。
んで、ちょっと前の飲み会で、今の事務所に来て一番仲良かったお友達である田中さん（ありきたりな苗字なのでそのまま使います）と喧嘩していたダンナは、社宅の友人に仲直りするよういわれ、更に仲を取り持つといわれたらしい。
飲み屋から電話で「今から田中さんが来るって」などと言いながらゴキゲンな様子を伝えてきたんだけど、結局帰ってきて……。

「なー、あお。人間っちゅーのは、うわべっつらだけで付き合えるんでえ」
などと、酔っ払った様子であおに説教というかグチをたれております。

どうも仲直り、うまくいかなかったようで。
というか、余計にこじれたような……。

お布団の中でそれ聞いてて、さすがに猫相手にグチってる姿がかわいそうだったので私があおとかわって聞いてやることにしました。

酔っ払ってるせいもあって、ぐっちゃらぐっちゃらゆってますが、同じことのリピートだったり……。

あー、うざい。

このトシになると本気で喧嘩なんてしないと思うんだけどなあ。
メンドくさい相手はテキトーにかわすし、仲良しの人と喧嘩になりそうだったらある程度ひくし。

相手の田中さんは三十過ぎの独身者。
ダンナも高知に来たすぐの頃はまだ独身気分抜けてなかっただろうし、子供がいるわけでもないのでよく一緒に遊んでました。
が、今年に入ってダンナの仕事が忙しくなった上に私が妊娠したもんだから付き合いが悪くなってしまったみたいで。

で、喧嘩の最中にダンナが「田中さんだって、結婚して子供ができりゃーわかりますよ」なんてゆってしまったらしい。
うーん、そりゃちょっとドクがないか？
仲を取り持つといってくれた方も妻子持ちなんでどうしてもダンナ寄りな意見になってしまうみたいで、飲み屋でどんどん険悪なムードになってって……。

ぶつぶつ言ってるダンナの横で、半分寝ていた私はお腹の赤ちゃんがもこ！　って動いたのにびっくりしました。
もにょ、なんてかわいらしいもんじゃなくて、ほんと、もこ！
「うっさい！」
なんて言ってるみたいで。
三回くらいかなあ、連続してもこ！　ってやってくれました。

ははは。
そうか、キミもパパのグチがウザかったのか。
ごめんよ、酔っ払いはほっといてとっとと寝ようねー。

「はいはい。わかった、わかった。あんたは悪くないない。仕事では関わらないんでしょ？　も、ほっときなさい」
ダンナの頭だっこしてそう言ってあげると、ようやく落ち着いたのか、酔っ払い特有のぐがぐがとうるさいいびきをかいて寝始めました。

いやー、お腹の赤ちゃんにも聞こえてるんだなー。
ほんと、もこもこってーのには参りました。